構想3年 ついに完成!!!

 

避難所活動班の動きをイメージできる

 

新防災ゲーム「活動班(K)イメージ(I)トレーニング(T)(略してKIT)

 

 

 

KITゲーム1

 

―仙台市向陽台コミセンで実施―

 

「避難所運営委員になったが、発災時に何をしたらいいのか分からない?」

 真剣に話し合う参加者。右の写真は発災直後体育館に駆けつけたことを想定し、避難所立ち上げ準備活動は何を優先すべきか、25枚の活動カードから選び出しているところです。

参加者は、「駆け付けた委員が、自分の思いを先行させてばらばらに動いては、時間ばかりかかる」「このゲームを通して、事前に何をすべきか考えておく必要性が分かった」「季節や時刻、被害の状況により、避難所開設の準備が違ってくることが分かった」等、参加した方のアンケートにはKITゲームは大変役立つと記入されていました。

 

      KITゲームの構成

      KITゲーム1:避難所立ち上げ準備活動

      KITゲーム2:避難所内で起きた出来事への対応活動

     仙台市向陽台地区の方々がKITゲームを体験中

  KITゲームⅠで使用するカード

 

避難者を収容する直前に避難所運営委員が、避難所となる体育館でどんな準備をするのが適切なのか?カードの中から選び出します。


 すべてのグループが同じ答えになるでしょうか?

 


       


     KITゲーム Ⅱで使用するカード


避難所で起きる様々な出来事に活動班はどう対応するのか?方針にあった活動をカードの中から選び出します。また、方針に沿った活動を自分で考え、手元のカードと照合し、自分では考えられなかったカードから自分の考えの幅を広げます。


 

仙台市青葉区保健福祉センター

 

       職員研修

 

平成27年度災害時保健活動研修会 2015/9/14

 

KIT(活動班イメージトレーニング)研修会

 

 

 1.研修参加者の状況

 

 参加者数:30

 

 内訳:管理課() 家庭健康課(14) 障害高齢課() 

 保護課() 年金課() 衛生課() その他(1)

  

【再掲】 

 青葉区保健福祉班保健活動救護担当(18)※保健師,PT,栄養士 避難所運営委員(7)※発災後3日間名簿登載者 

 

  

 

 2.アンケート結果

  

(1)KIT研修内容について

    とても良かった  28人

    まあまあ良かった  2人

   あまり良くなかった 0

     よくなかった    0

  

【上記についての自由記載】

 ・わかりやすかった。もう少しいろいろな意見を聞きたかった。

 

・保健活動と限定しなくともよかったのではないか?戸籍住民課等避難所を担当する課も受け入れた方が良かったと思う。

 

・実際に活動する際、今回の研修を通じて具体的なところまで考える必要がある事、その視点を学ぶことができた。

 

・保健師としての動きだけでなく全体の動きを知る機会となった。また自分が知らない事にも多く気付かされる研修だった。

 

・具体的な場面を想定しながら考える事ができた。

 

・様々の所で「気づき」があった。

 

・新人で避難所運営について解らなかったので、とてもイメージしやすくなった。自分のどんな所が知識不足、考えが不足していたのかが分かってよかった。

 

・非常時対応のイメージができた。天災は何時来るか分らないのでこうした研修を定期的に受ける必要がある。

 

・ 各々の班の役割を演じてシュミレーション形式でゲームができたこと。実際の避難所運営経験がないので、とてもイメージがわいた。

 

・避難所開設する際の具体的なイメージができ、他の方の意見も伺うことができたのでとても良かった。

 

・ここまで掘り下げてイメージする訓練は今まであまりなかった気がする。3・11、今回の水害の経験からさらにこういった研修の必要性は高いと感じた。

 

・具体的なシュミレ‐ションが出来た。3・11の反省を生かしてこれから対応していきたい。

 

・今までわからなかった視点で考える事ができ役立った。

 

・具体的にやるべき事がわかり、その中で優先順位を考えたため、イメージしやすかった

 

・事前打ち合わせの必要性、重要性を改めて学ぶことができた。

 

・具体例を通してゲームしながら、実際にやるべき行動を考えることができた点。

 

・食糧配布一つについても沢山の問題が起こり得るため、常に連携が大切だと感じた。

 

・できるだけ協力者をまきこんで運営にあたることが良いということがわかった。

 

・具体に災害発生の日時、避難所運営の班ごとの役割を想定して考えることができた点が良かった。やはり柔軟な対応が必要である。

 

・身近な話題(具体的)色々みんなで考えることができた。「あるある」とうなづくことが多かった。

 

・実際避難所運営するのに必要な状況を確認し、イメージがわいた

 

・避難所運営、活動班の動きを知ることができ、保健福祉班として活動する際の連携、協力を得る上で、どこに働きかけたらよいのかを考えることができた。

 

・地域の人とも同じイメージで災害時対応できそう。最低限のことは知っていると思えることで、判断するときに役立つ。

 

・KIT研修を通じて活動班のイメージができた。他グループの意見も聞いて自分達にない視点にも気が付いた。

 

・実際に課題への対応を担当の役割がある状況で検討すると、今まで考えつかなかった対応を思い浮かべることができた。マニュアルを見る、読むだけでは全ての課題や問題には対応できないため、その場に合った対応を考えることの大切さも学ぶことができた。

 

・具体例が多くとても参考になった。

 

・具体的なイメージができたので良かった。

 

・グループワークを通してイメージしながらの講義でわかりやすかった。

 

・実際の避難所運営で考慮しなくてはいけないことや、自分の視野にはなかった考えを知る事ができて良かった。避難所運営関わったことがないのでとても参考になった。

 

・大雨の災害直後でしたので、タイムリーでイメージしやすかった。

 

・実際に避難所を運営する際の具体的な手順をより現実的な視点で考えることができた